2005-01-19 | 様々。

2005-01-19

苦手なもの。それは、0から1を作り出すこと。
1から10を作ることはそんなに難しいことではないですよね。

例えば、
いきなりマンションの1室を差し出されて、
「好きなように使っていいよ。」と言われたとします。
そんなときは、実際に住んだり、別荘にしたり、貸したり、売ったり、いろんな使用方法を思いつきます。
また、見知らぬ人を連れてこられて、
「この人の特徴を言ってください。」と言われたとします。
そんなときは、背が高い、低いとか、かっこいいとか、かわいいとか、これまたいろんなことを思いつきます。

でも、
「住む家がないから用意して欲しい。」
と言われても、すぐに用意することは難しい。
「素敵な人に出会いたい。」
と言われても、素敵な人なんてそんなに簡単に見つけられないですよね。

なんでこんなことを言い出したかと言うと、
就活のESや、プレエンとかで、
「自由に自己PRしてください。」ってのがよくあるからです。

これって、僕にとっては結構難しい課題なんですよね。

これが、その頭に、「1円玉を使って」とか、「歴史上の人物に例えて」
とかなら、結構色々なこと書けるんですが、

この「自由に」ってのが曲者なんですよね。
よく言う「自由化によるジレンマ」って言うやつですよ。

今まで、法や制度に規制されていて、好き勝手できなかったのが、
いきなり「自由にやっていいよ」と言われると、とたんに、
何をしていいのかがわからなくなる。

それが僕という人間にピッタリだと、今、深く思います。
今までは、進学のため、通学のために、勉強や、アルバイトをしていればよっかただけなのに、
企業に入れば、新しい企画を練り、新しい顧客を作らなければならない。
「作り出す」といった作業が多くなってくるわけです。

それが社会人なんだな。
家の両親は凄いんだな。
なんて今更ながらに思い知らされました。

こんなことが分かっただけでも、少しは大人になったかな?
なんてことを思う今日この頃です(体格だけは立派なんですけどね)。